2004年08月16日

【逃亡者 いまだ真犯人の目星つかず(オレ的に)】遠藤憲一がもっと見たかった
_近日、ダイジェスト版「今からでも間に合う逃亡者」のオンエアーがあると予想_

15日21:00〜TBS系「逃亡者 RUNAWAY」から


現在、アテネ五輪で目白押しなテレビ編成。
しかし、各TV局、ドラマを休止することはないようだ。

初回、第2話、第3話と、流す程度でしか観てなかったのだが(観てない回もある)、
ここにきて面白くなってきた気がするドラマ「逃亡者」。視聴率も8日が13.5%でドラマ部門10位。まずまずといったところか。
多分、オリンピックが終わった頃に「今からでも間に合う逃亡者」とかいってダイジェスト版を日曜日の昼くらいにやるよね?
そこで観てない箇所の復習だな。

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遠藤憲一(劇中の都留役)、あっという間に死んじゃったよ。
自分は出演欄に「遠藤憲一」や「木村多恵」や「松重豊」があると
チェックしたくなる人間なんです。遠藤憲一
遠藤は好きな俳優さんのひとりだ。なにがイイってルックスがイイ。その強面(コワモテ)ゆえ、劇中でフッとみせる笑顔が効果絶大。1年くらい前にNHK総合「金曜時代劇 茂七の事件簿3 ふしぎ草紙」(宮部みゆき原作、主要キャスト:高橋秀樹、星野真理等)で観た遠藤はよかった。1話完結で毎週ひとつの事件とその背後を紐解いていく・・・そんな構成で展開される時代劇なのだが、そのエピソードのひとつに「ならず者」として出演した際、その魅力がいかんなく発揮されていたように感じた。1クール、じっくり観てみたい役者さんなのであります。

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さて「逃亡者」。
今回の第5話で死んだ遠藤は、共犯もしくは実行犯的な存在で、
主犯格として真犯人は別にいるのだろう。
その真犯人、ガムの包み紙・ライフル・動機(殺された息子絡み)等から阿部寛(峰島)が浮かび上がってきてるワケだが、
彼は江口洋介(永井)を追ってるようで、実は反対に、真犯人の先回りして江口を影からそっと(でもないか。かなり派手に)助けている・・・。とみることもできないか?
KISSはイヤと言っても反対の意味だったりする。
ぴゅあぴゅあLIPS。瞳はYES。ってヤツだ。

さっぱり、真犯人の目星がつかないオレなのだが、
これまで出てこなかった人物が急に出てきて「犯人。オレ。」みたいな展開はナシにして欲しい(ないと思うが)。
今までのセリフやシーンのなかに明確な意図を持った伏線が散りばめられてること、しっかりとしたプロットのうえにこのドラマが成り立っていることを期待。
今週、空港で江口を取り逃がした後、水野美紀(尾崎)が「彼は犯人じゃなくて容疑者」と阿部に諭したとき、水野に言った「その正論を・・・(云々)」ってくだりのセリフは意味ありげに思えたのだが・・・。

最終回でムリやり、意外なキャストを犯人にコジツケて、
「なんだ、ダレが犯人でもイイんじゃんか。それだったらさあ。」
ってなるのも勘弁してほしいです。

劇中における「多少のアラ」や「ご都合主義」は不問としても、犯人当てはこの手のドラマのキモ。ここは譲れないのです。


posted by ゲーリー at 20:25 | 東京 ☁ | TrackBack(0) | ドラマ

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