2004年09月08日

【「TV版」世界の中心で、愛をさけぶ】綾瀬はるかの仕事ぶりに感服
_正直侮ってました。再放送お願いします。_

毎週金曜日22:00〜TBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」から


正直、侮ってました。すいません。
なにが?って、TV版「世界の中心で、愛をさけぶ」。
小説が大ヒット、映画も話題を呼び、タモさんが金曜の昼と日曜増刊号の時間帯、アルタの中心で熱唱する。柳の下にドジョウがそんな何匹もいるもんか。と思っていたんです。たったそれだけの理由でドラマ初回視聴のラインナップから除外してしまったんです。それなのに、金曜夜、在宅時、他番組とザッピングしてるうちに、ドラマ中盤から後半にかけて視聴せずにはいられないカラダになっちゃいました。いやん。だから、健康なときのアキ(綾瀬はるか)の姿を観てないんです。綾瀬はるか元気なアキは回想シーンでしか知らない。うしろから、泣きじゃくるサクちゃん(山田孝之)の顔を包みこむように抱くシーン、よく目にするあのシーン、どういう展開からなのか知りません。だけど、綾瀬はるかの母性本能丸だしのあのシーンは、そこだけを切り取って鑑賞しても自分のお気に入りです。綾瀬といえば、フジテレビ系「僕の生きる道」のイイ子・優等生的な役のイメージしか持ってなかったのだが、こんなに奥行きのある芝居をする女優さんだったんだね。
視聴率からすると、「大ヒット!」とまではいかないが、オレが面白ければそれはもう「大ヒット」なわけで、オレ的に問題ではない。

アキの元気なときのオンエアーを観てない。そんな不幸な身の上の自分なのだが、不幸中の幸いで制作がTBS。東京では10:30枠、17:00枠と深夜2:00枠がTBSのドラマの再放送枠になっている。圧倒的に他局よりドラマ再放送枠が多いのだ。編成のかた、是非お願いします。(「マンハッタンラブストーリー」も頭のほう観てなかったのだが、こちらでは深夜2:00枠で現在放映中。重宝してます。)

キャスティングも絶妙。特にアキのお母さん役・手塚理美。アキに似てる「うん。」のシーンは、綾瀬が乗り移ってるようだった。自分の周囲でも絶賛の嵐。山田も高校生になったり消防士になったりミュージシャンになったりと芸達者。8日13:05〜NHK総合「スタジオパークからこんにちわ」で「ちゅらさん3」プロモーションのため出演してた田中好子(お母さん役)が「エリ(国仲涼子)や恵達(山田)が、テレビで標準語を喋っているのが信じられない。」「(山田は)忙しくて(ちゅらさん3の)現場にあまり来れない。」と語っていた。後者は山田の充実ぶりを伺わせるコメントだ。それと、松下由紀の恰幅のいい先生も笑える?くらいフィットしてる。

◇◆◇

6日24:10〜日本テレビ「爆笑問題のススメ」から


司会に爆笑問題、アシスタントに真鍋かおり。
ゲストにミステリー作家の綾辻行人。

「ミステリーはフェアであることが前提だ。」と綾辻先生。まったくその通りだ。謎解きで、なんの伏線もなく唐突に「実は・・・だった」みたいなことを持ち出したり、物語の終盤で新たな人物が登場したりと、そんなのアンフェアだ。

どうなのよ。「逃亡者」。ありゃりゃな展開。逃亡者における「真犯人はダレ?」って謎解き、フェアじゃないよ。永井(江口洋介)は以前、峰島(阿部寛)と仕事で絡んでいたこと忘れてた(峰島って名前。忘れるほど多い苗字か?扱ったのも忘れるような陳腐な案件じゃないっしょ。)とか、保護観察で受け持っていた少年を倉庫まで連れて行きながら、以後ノータッチとか。ありえないでしょ?ふつう、顛末、確認するでしょ? 峰島にしても義手で「田所(田中要次)が思い浮かんだが、後ろめたさから打ち消した。」とか、あれは会話のための台本じゃなくて、説明したいがための台本だよ。警察の包囲網を偶然キーが付けっぱなしだったバイクで簡単に突破できたり、そういったご都合主義には目をつむる。だけど謎解きはキモとなる部分なのに・・・。

キャスティングされてしまった役者たちが気の毒だ。


posted by ゲーリー at 18:24 | 東京 ☀ | TrackBack(0) | ドラマ

この記事へのトラックバック