4日22:30〜日本テレビ系「ラストプレゼント・娘と生きる最後の夏」から

調べよう調べようと思いつつ、先延ばしにしていたのですが、重い腰をあげて調べました。
結論。現在、「DoCoMo・おさいふ携帯」のCMに出演しているOL3人組。あの中に松本明子は含まれてません。
嫌疑の対象は右側の人でした。
よって不起訴!
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ラストプレゼント。初回から欠かさず観てます。
余命3ケ月を宣告されたことがきっかけとなり、数年前に離婚した際、夫に引き取られ疎遠になっていた我が子(小学生の女の子)、
歩(あゆみ)との絆をとり戻していく。
その3ケ月を追ったドラマ(になるハズ)だ。たぶん。
毎回冒頭に「Tears Wednesday」という字幕が入るのだが、
自分はまだ泣くに至っていない。
テイストは「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」を合わせた感じ。
劇中に悪人が登場しないところも似てる。
自分は、こういった病気モノは苦手であまり好んで観ないのだが、子供に弱い。つい観てしまう。ついでに、B級グルメの雄・ラーメンにも弱い。つい観てしまう。
子供とラーメンは数字(視聴率)を持っているワケで、
TV局から見ればオレはイイお客さんだ。
(このドラマにラーメンは関係ありません。誤解なきように。)
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撮影現場においては、「イイものを創ろう。」「クオリティーの高い映像にしたい。」
そういう気持ちで役者・スタッフが作品に携わってるものと思う。
職人とはそういうものだろう。
しかし、企画立ち上げ段階におけるテレビ局の会議のイメージとして、
こんなヤリトリを思い浮かべてしまうのだ。
(インスタントジョンソンのコントっぽいのですが・・・。)
上司 : おつかれちゃ〜ん。この夏のドラマなんだけどさあ。なんかイイ題材な〜い?
部下A : 今、企画書をまとめさせています。な、Bくん。
部下B : ハイ。
上司 : いいの。いいの。企画書は後付けでさ〜。口頭で言ってみてよ〜。
部下B : はい。では私から、ご説明します。
病魔に襲われた主人公が我が子との絆をとり戻す。
端的にいうと、これが核になります。
上司 : う〜ん。わかりぃにぃくぅうい〜。Aちゃ〜ん。どういうこと?
部下A : はい。クサナギくんの「僕が生きる道」の病死する部分と
「僕と彼女と彼女の生きる道」の子役の魅力をフル活用した
ハートフルなドラマということです。
上司 : いいね〜。数字とれそうじゃん。それ。OK!
じゃあ、ざーぎんのちゃんねーのせーみー(銀座のねーちゃんの店)
行くぅ〜?!
部下B : え?! もう少し詰めましょうよ・・・。
上司 : そうお〜? じゃあ・・・続けてよ(渋々)。
部下B : 主題歌のほうは、SMAPは今からではムリなので、
歌手のマッキー(出典:火曜0:50〜フジテレビ系WORLD DOWNTOWN)
を押さえました。
上司 : いいんじゃなあ〜い。次善の策ね。OK!
じゃあ、ざーぎんのちゃんねーのせーみー(銀座のねーちゃんの店)
行くぅ〜?!
部下B : え?! もう少し詰めましょうよ・・・。
上司 : そうお〜? じゃあ・・・続けてよ(渋々)。
部下A : Bくん、でも、それじゃあ、いかにもパクリってカンジしない?
上司 : そうかあ?
部下B : はい。そこで、主人公は男ではなく女親にします。
上司 : だったらパクリじゃないよ〜。OK!
じゃあ、ざーぎんのちゃんねーのせーみー(銀座のねーちゃんの店)
行くぅ〜?!
部下A・B : ・・・(閉口)
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このドラマ、
通常のドラマであれば番組終了時に次週予告編が数秒放映されるところを、
次週のタイトルと静止画(先週まではモノクロだったが今週はカラーになってた)を挿むだけである。興味を繋ぐ手法として面白いかもしれない。
惜しいのは、この制作サイドの思いと営業サイドのそれが、必ずしも一致してないように見受けられることだ。
制作サイドが思惑をもって流さない予告を、
TV放映の2、3日前になるとスポットCMで予告編としてガンガン挿し込むんでいる。
営業的なものからであろう。
制作と営業ですり合わせをしての判断だろうが、チグハグ感は否めない。
◇◆◇
とはいうものの、家にいないときでも、この番組をビデオ録画してるオレ。
局側の思惑どおり。
やっぱり、イイお客さんです。
踊らされているのではない。と、言ってみる。
負け惜しみ?