スーパーモーニング 7・17(月)7:30〜 テレビ朝日系列
東京方面はこの数日の猛暑もひと段落・・を感じさせる朝。
目を覚ましテレビをつけると朝のワイドショー。「そういえば朝のワイドショーなんて久しく観てないな・・」とボーッと画面を眺めてました。
くまぇり炎上です。

先週から各方面で話題の熊田曜子似の平田恵里香容疑者。人の興味を惹く事件の容疑者なのでご多分に漏れず彼女の人生の歩みとひととなりを紐解いてマスコミさんが解説しています。当然彼女のすべてを数分間で伝えられるはずもなく上っ面だけだと思うのですが・・。
そこで登場するのが「卒業文集」。もう取材する側も慣れたものなのでしょう。入手経路も確立されてるんだろうな。いかなる場合もマスコミの興味をそそる容疑者であれば100%この「卒業文集」が世間に晒されます。で、「視聴者のみなさん。こいつ小学生のときこんなこと言ってましたぜ。」とお伝えするんですね。
この「卒業文集」の存在意義って将来マスコミに情報を提供するためじゃねーの?
と思えるほどだ。
逆の事例として、輝かしい功績を残した場合もこの「卒業文集」が紹介されます。例えば、オリンピックで金メダルを獲得した場合なんかがこれに相当するのであるが、卒業文集に「アテネオリンピックに出場して金メダルを獲ります!」なんて書いてあったりして「ああ・・。やっぱスゲーな。こういう人って・・」と感心させられちゃうんですね。
で、ハナシは犯罪のほうに戻り・・。近い将来「マスコミさんよお。きっと今頃この文章よんでるよなあ。あんたらの考えることなんてお見通しなんスよ。これちゃんと紹介しろよな。」的なある意味で逆手をとった容疑者の卒業文集を目にするようなことがあるかもしれませんね。
あ、それとこの事件、容疑者の呼称について新しい試みを実践してました。
これまで、マスコミは法を犯した方々に対して、「○×メンバー」とか「○×司会者」という容疑者に変わる呼称を開発してきました。
まあ、そもそも「容疑者」という言葉は法律的には「出入国法違反の疑いがある外国人」を指す言葉であり、報道が使う「容疑者」はマスコミ用語でしかありません。刑事事件で起訴されたら「被告人」。民事訴訟の場合「被告」。テレビ報道で「○○被告」というフレーズをよく耳にしますが、これも刑事・民事を区別して使ってるわけではないのでマスコミ用語でしかありません。
で、以下が新しくマスコミが開発した呼称。
↓
平田恵里香容疑者(自称・熊田曜子似)
(自称・熊田曜子似)は別に要らなくね?(失笑)
◇◆◇
引き続き、畠山鈴香容疑者の担当弁護士の会見の模様がLiveでオンエアーされてました。
自分の娘も自分の手で殺(あや)めたと供述したのではないか?の情報が流出してることへのリアクションであるのだが、
@記者会見で情報を提供する代わりに鈴香容疑者の実家や家族への直接取材はしないとの協定をマスコミ各社と交わしていたにもかかわらず
Aここ数日の動きでこの協定を遵守しなかったマスコミが存在することを理由に
B供述の内容、弁護士と話した内容について守秘義務を解除しないことを鈴香容疑者に求められた。
弁護士は弁護人への守秘義務から情報を提供できない。その原因はマスコミのメディアスクラムにあるんだよ。というのが会見の趣旨でそれが時間の大半を占めていました。
本当に彼女がふたりの幼い子供を殺めたのであれば、彼女はその罪を断じられ相応の罰を受けなければならないのだが、断罪するのは司法だ。マスコミではない。
スタジオではこの会見の大半を占めたメディアスクラム批判を無視して番組を進行。協定を守れなかった報道機関(会社)に対して批判する姿勢は最後まで示されなかった。
猿は猿を殺さない。ということか。
posted by ゲーリー at 11:56
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