2004年11月16日

【中国原潜領海侵犯 遺憾の意を表明】この日に発表した両国の戦略は・・。
_やっぱ、この「遺憾に思う」って言いまわしは判りにくいっス。_

16日17:00〜 テレビ東京系列「ニュース・アイ」から


中国政府が先日の原潜領海侵犯について、対象の原潜を自国海軍所属のものと認めたうえで「遺憾の意」を表明したそうだ。概要は(16日付け 朝日新聞Webより)のとおり。町村外相は、「遺憾に思う。ということは先方が陳謝したものと受けとめる。」とVTRでコメントしていた。
このブログのタイトルにもなっている「遺憾の意」という言葉。やっぱ曲者だ。パッションがまるで感じられない。少なくともオレには。
中国語にも英語にもこの「遺憾の意」という言葉(単語?)が存在し、謝ったような謝ってないような、そんなグダグダなカンジにしたいときに使われているのだろうか?それとも先方が「ごめんなさい」と言ってるのを日本語で「遺憾の意」と置き換えてるいるのだろうか?調べれば判ることだがおそらくどんな国にも「遺憾の意」に相当する言葉が存在するのだろう。

◇◆◇

今夏のサッカー・アジアカップで噴出した中国人の反日感情は、日本人の中国に対する認識に少なからず影響を与えていると思っている。オレ個人のレベルでは、アジアカップ開催中でも吉野家やスーパーのレジや居酒屋で見かけるバイトの中国の人たちに「頑張ってんなあ」と好意的に受けとめる自分が存在すると同時に、国歌にブーイングしたり日本人サポーターに物を投げつける人たちに腹を立てる自分も存在していました。

夕方のニュースを見る限り、この領海侵犯事件の扱いは小さく、その他ニュースとして数秒触れる程度だった。この日に中国政府がこの「遺憾の意」を表明したのは日中両国政府の意図的な戦略では?と思ったりしてる。この日は北朝鮮との拉致被害者会議で収集した情報に対して、被害者家族・政府与党が見解を発表する日。日中両国政府はなんだかんだ言ってもこれ以上、国民感情レベルでの関係悪化は避けたい・・・との思いから、発表のタイミングをこの日に設定したのではないだろうか。TVマスコミの反応もそれを知ってか知らずか配慮してるかのように、北朝鮮拉致問題に時間の大半を費やしている。

すべてのTVマスコミがこれに右に習えしていることは、結構コワいことだったりするのかもしれないなあ。 


posted by ゲーリー at 19:13 | 東京 ☀ | TrackBack(3) | 報道

2004年11月05日

【テレビ東京発 島田紳助事件報道】「島田紳助司会者」ってなんだよ?
_数年前、人気グループの一員で△△メンバーと呼ばれた人もいたね。_

4日17:00〜テレビ東京系「ニュースアイ」から


キャスター「斎藤一也・佐々木明子」、気象予報士「内藤聡子」の布陣。
この日、ほんの数秒だが島田紳助が書類送検された件について伝えていた。のだが、その際の紳助の呼称が「島田紳助司会者」。おいおい司会者ってなんだよ。司会者って。この事件の概要については既にテレビ・活字などで伝えられていて、「紳助が100%悪い」とか「吉本の女性社員にも非がある」とか色々なことが言われているが、ここではその点は置いといて、この「司会者」って呼び方に注目してみました。
ふつう、このようなケースで使われる呼び方は、ほとんどの場合「○○容疑者」、起訴されたら「○○被告」だ。実際、04年11月現在、道路交通法違反で書類送検されているショーケンこと萩原健一は、どのテレビ局でも「萩原健一容疑者」と呼ばれていたように思う(ウラはとってません)。

◇◆◇

そもそも「容疑者」という言葉は法律的には「出入国法違反の疑いがある外国人」を指す言葉であり、報道が使う「容疑者」はマスコミ用語でしかありません。刑事事件で起訴されたら「被告人」。民事訴訟の場合「被告」。テレビ報道で「○○被告」というフレーズをよく耳にしますが、これも刑事・民事を区別して使ってるわけではないのでマスコミ用語でしかありません。
と、いかにも以前から知っていたっぽく書き連ねたが、この「司会者」に引っかかりを感じて調べてみたんです。

数年前、人気グループの一員で△△メンバーと呼ばれた人もいたじゃないっすか。
「△△メンバー」に「○○司会者」。かたや芸能人でも「○○容疑者」。
もちろん一般人も「○○容疑者」。
なんか、おかしくね?
紳助は、自社・テレビ東京で放映中の長寿番組「なんでも鑑定団」を支える功労者。「島田紳助容疑者」と呼ぶのは忍びない・・・。
で「島田紳助司会者」か?
逆にそのほうが、後々、紳助に恥ずかしい思いをさせることにならないか?
いまでも、チャカされて△△メンバーと呼ばれる人気グループの△△さん。「島田紳助司会者」が世間的に定着したら、今後なにかにつけ「島田司会者」とチャカされるぞ。
そもそも、かたや「容疑者」かたや「司会者」。報道側のそのサジ加減が気に入らない。
こういった姿勢、報道の信頼性が損なわれやしないか。

活字媒体は「島田紳助容疑者」を使っているようで(4日;朝日新聞から)、このあたりの統一性のなさも気にかかる。フジテレビも「島田紳助容疑者」だったしなあ。

◇◆◇

瑣末なことかもしれないが、どーにも違和感を感じずにはいられない。


posted by ゲーリー at 19:49 | 東京 ☀ | TrackBack(5) | 報道

2004年10月30日

【地震土砂崩れ救出 報道の無邪気さ】「3人生存」テロップ。誤報はなぜ?
_見守る家族は喜びから突き落とされたはずで気の毒_

27日14:30頃〜 NHK総合・民放各局


新潟県中越地震によるガケ崩れで車内に閉じ込めれた母子3人。レスキュー隊による救出の模様がNHK・民放各局で生中継されていた。生存はムリなんだろうな・・と思いながらNHKでその模様を見ていたのだが、突然、隊員に抱きかかえられた子供の姿が。子供は自らの意思で隊員にしがみついている。「自らの意思」で。おー!生きてる!奇跡。スゲー。レスキュー隊もスゲーよ!ありがとう。え!じゃあ、ほかのふたりも!各局の映像を見比べた。テレビ朝日では「3人生存」のテロップ(タイトル)をバックに残るふたりの救出作業の模様を中継しつづけていた。他局が一人救出のテロップに留めていたことを後で思い返すことになるのだが、このときは「よかった。全員無事で。」と感激の面持ちでTVを離れ所用のため外に出た。
夜、帰宅すると状況は一変する。母親の死亡を確認。このとき、テレ朝以外のTV局が慎重な伝え方をしていたことを思い出す。さらに翌日、女の子の死亡を確認。後日の報道でふたりはほぼ即死だったことが判る。なんだかハラがたった。
なぜ「3人生存」のテロップがでたのか。勘ではあるまい。おそらく混乱した現場で隊員などから伝え聞いた情報が拠り所になったのであろうが「お粗末」極まりない。選挙速報で0時近くまで勝敗がもつれこんだ選挙区。あるTV局でようやく「当選確実」が出たのに最後まで票が開いてみたら結果「落選」ということが過去にあった。選挙速報では「どこよりも速い選挙速報」を各局が競っているように思われ、実際そうなのであろう。この「3人生存」のテロップが「どこよりも早く」手法を適用しての誤報であれば罪は重い。そんなちっぽけな功名心のために弄ばれた「状況を見守る家族の心情」を思いやると心が痛む。

◇◆◇

これは公になっているハナシではないので真偽は怪しかったりするのだが・・。地震のため陸の孤島と化した地域に報道陣が取材に赴き遭難。そして逆に被災者に助けられる出来事があった。というハナシをネット上で目にした。自分達だけでも大変な状況なのに余震のリスク下で報道陣の面倒までみるハメになった被災者。ただこんなハナシは大手メディアに載るはずもなく確認する術はない。

◇◆◇

どちらも「想像力のなさ」と「無邪気さ」が根本にあるように思う。悪意がありそうには思えない。@「3人生存のテロップをだす」→A「残念な結果に終わる」→B「家族のショックは増幅される」。わずか3手先だ。10手、100手先を読めという訳ではない。@「危険な地域に赴く」→A「遭難する」→B「救助者を危険に晒す(救助者にも家族はいるであろうに)」わずか3手先だ。10手、100手先を読めという訳ではない。最悪の結果は出ないという「無邪気さ」と「想像力のなさ」。なんとかならないものか。

◇◆◇

被災地の状況を伝えるのは、マスコミの重要な責務だ。みな注目している。
であればこそ、報道・取材には一層の慎重さ正確さが求められる。

posted by ゲーリー at 14:33 | 東京 ☔ | TrackBack(0) | 報道

2004年09月16日

【プロ野球 球団再編問題】経営側は民法第1条3項「権利の濫用」じゃねーのっ?!
_楽天はどういう理由で参入を拒否されるのだろう?_

14日22:56〜TBS系「ニュース23」から


「次はスポーツです。」CM入りの際、
「古田選手会長、立腹です。」と草野キャスターがコメント。
「オリックス・近鉄合併1年凍結のシミュレーション」の約束のもと「12球団存続の可能性がゼロでなくなった。」ことから、先週末のストを延期した選手会だったが、この日の球団代表たちのコメントはこれとは異なるものだった。
「近鉄存続(合併1年凍結)はない」と。あっちゃー。
一枚上。球団代表してやったりか?
球団代表たちは交渉人としては優秀なのかもしれないが、選手会をとりあえず丸めこんだ自らの優秀さをマスコミに誇示することで、一層立場を悪くしたように感じる。
この人たちは信じられない。
OBCの業務会計ソフト「勘定奉行」を購入しただけで「新規プロジェクトの立ち上げだっ!」と会議中に騒ぎ出す経営者は無能で信じるに値しない。そう思うのだが、球団代表たちのこの態度も信じるに値しないし、結果、無能なのだと思う。

選手会による合併交渉一時指し止めの訴えが裁判所に棄却されたように、プロ野球再編にまつわる一連の事案は、法律に照らし合せるとオーナー側に有利なのかもしれない。
「応援する球団の消滅」「球団減少」「1リーグ化」となった場合、
これは、ファンや選手たちが「通常甘受すべき程度の不利益」ということになるのだろうか。

本日15日、楽天が球団参入の意思を表明したが、神戸が本拠地となると既にオリックスも存在するし、難癖つけられて却下されたりしないか?
もともと、権力中毒の老人たちが新規参入に否定的。
オーナーの承認がなければ参入は認められない。
楽天の参入意思表明についても、とりあえず来年からの参入は急すぎるとの理由で参入却下。来年以降も、その後1年間、時間を置いて現在の経営側への逆風が収まるようななら勿論参入却下だが、そうでなくても、検討中のステータスのまま何年か参入を先送りし「あきらめ」るのを待つストーリーを経営側は思い描いているはず。と推測。


◇◆◇

15日15:00〜フジテレビ系「ビギナー」(再)より


関東で現在オンエアー中の「ビギナー」の再放送。ミムラ。
8月に放送された「平成教育委員会」に前回オンエアーで成績トップだった、ミムラちゃんの名前が出演欄になく激怒した自分です。「♪健康系、健康系、カテキン式」のCMは本来、乙葉ではなくミムラがやるべきだった。カエルの着ぐるみは愛らしいカエル顔のミムラが着用してこそ活きる。そう思ってるんだケロ。次クール、連ドラ主役再登板。必見だケロ。

さて「ビギナー」(再)。この日は宇奈月温泉事件の「権利の濫用」を扱った内容。
宇奈月温泉事件。
ある「人物A」が、温泉のパイプラインが通る、ほかになんの使い道もない山間(やまあい)6m四方の土地をタダ同然で買い取り、宇奈月温泉の温泉業者に「オレの土地にパイプラインを作りやがって! 金を払わなかったらパイプラインを使うことは許さん!」と多大な金額を要求。温泉がないと生活が成り立たない地元住民は困ったのだが、法律的には「人物A」の主張が認められて然るべき。
そこで、
民法第1条3項「権利の濫用」だ。
合法だがその「権利」が、一般常識・社会通念上、認められないと裁判官が判断した場合、その「権利」の行使を認めない。
「権利ノ濫用ハ之ヲ許サス」だ。
しかし、「権利の濫用」の使用については裁判官の裁量によるところが大きく、むやみに持ち出すべきではない。らしい。

プロ野球再編問題。
世論調査で縮小均衡8割不支持、選手会の意向を無視、新規参入企業の排除。
これって「権利の濫用」じゃねーの?

※関連記事
【球界再編 「巨人」パ・リーグ移籍計画】元巨人軍オーナーのメンツは保たれるか? 読売がJリーグの時のようにプロ野球から撤退したとき新しい時代が到来する


posted by ゲーリー at 00:19 | 東京 ☀ | TrackBack(2) | 報道

2004年07月23日

【プロ野球 球界再編】新リーグ名称はこれだ!(命名:オレ)

23日11:30〜フジ系「FNNスピーク」から


キャスターは川端健嗣 高木広子

この日、2リーグ制維持のため阪神の働きかけで実施された、
横浜・ヤクルトとの合同会議について伝えていた。

巨人がパ・リーグに移籍することをチラつかせており、ホントどうなるんだろう?
23日付けスポニチ 渡辺オーナー仰天構想 巨人がパ・リーグ移籍
パ移籍となれば野球協約第17条(審議事項)にあたり、実行委員会で4分の3以上の賛成を得る必要があるが「超次元の話だから協約で縛ることはできないはず」という見解もある。
のだそうだ。
まさにやりたい放題。
そんなのが認められたら、選手側も超次元ってことで統一契約書をホゴにすることも可能なのでは?

少々気が早いが球界再編に先立ち、新リーグ名称を考えてみた。
っとく!
りーぐっと!
で、ナベ・リーグ。どうだっ!

22日付けZAKZAK 渡辺オーナー、朝日世論誘導で宣戦布告?
毎日・産経・朝日は、社説で1リーグ化問題について取り上げているのを読んだが、読売が社説で取り上げたのか不明。
オレが見落としただけ?
朝日新聞の世論調査「70%が2リーグ制を支持」との報道について、
渡辺オーナーは、この数字を世論誘導の結果と受けとめているようだ。
だとしたら読売も世論に訴えかけるべきではないだろうか。
朝日vs読売。
自分はマスコミ同士がお互いの意見を記事というカタチでぶつけあうことを歓迎する。
お互いがお互いをチェックすることで問題点が浮き彫りになることもある。

ガンガンやりあってほしい。


posted by ゲーリー at 15:55 | 東京 ☀ | TrackBack(3) | 報道

2004年07月12日

【選挙特番の風景】
_「わたし達国民は・・・。」と言うキャスター、コメンテイターの心理_

11日は参議院選挙投票日。
各局軒並み、特番でした。

投票締切りの20:00まではオールスター第2戦をテレビ観戦。
それ以降は女子バレーと特番を合わせた3本立てでザッピング。

新庄はスゲー。新庄
今の子供たちがどの程度、オールスターに興味があるのかは判らないが、自分が子供のころは、結構楽しみなイベントだった。
当時は、夏休みに入って、こ慣れてきた頃に開催されていたこともあり、オールスターゲームを観ると、夏休みの思い出が淡いノスタルジーとともに甦る。
子供向けの「オールスター名勝負」的な本を何度も読み返し、
現役時代を知らない選手達の偶像を自分のなかで膨らませていたものだ。
11日の新庄。
ホームラン予告直後のセーフティーバンド、そしてホームスチール。
「新庄は伝説になった」
新庄を嫌いな質実剛健の人達も、
この場面が語り継がれていくことを否定できないだろう。
子供向けの「オールスター名勝負」的な本に、このプレーは書き足されるはずだ。

さて、既報の、【スポーツうるぐす「夢の球宴・夢の共演」 柴田アナ・松坂投手】外堀は埋まったか?!について、
7月11日付サンケイスポーツが報じていた。実際どうなんでしょう。

◆◇◆◇

参議院選挙。
自民49(−1)公民11(+1)民主50(+12)共産4(−11)
自公でプラマイゼロ。共産の票が民主へ。
という結果。
与党が負けたというより、野党各党における議席配分が変わった。と自分はみるのだが、
新聞やテレビの見方は違うようだ。

朝日新聞は「自民敗北 民主躍進、自民を上回る」
産経新聞は「自民伸びず民主躍進」
の見出し。
リベラル系新聞vsコンサバ系新聞ってか?!
この表現差、従来どおりのお約束でサプライズなし。
面白いけどね。

フジ系の選挙特番に水野真紀の夫、後藤田正純が登場。
マスコミが、
自民若手のさまざまな取り組みをなかなか取り上げてくれないことを指摘すると、
黒岩祐治・島田彩夏が食ってかかっていた。
「敗北をマスコミのせいにするのは末期症状」と、声を荒げて。
ハマコー氏が「まあまあ」と窘(たしな)める一幕も。
他の局でも、同じようなやりとりがあったのだが、
彼らは、どんな事例をもって末期症状といっているのだろうか。
政治家がいろいろな意見・批判に耳をかさねばならないように、
マスコミも独善的になってはいけない。耳は傾けるべきだ。
政治に対するチェック機能をマスコミは果たしているが、
マスコミをチェックするメディアがほしい。

あと、これは選挙特番に限ったことではないのだが、
わたし達国民は・・・と思ってるんです。」
というキャスター、コメンテイターはどうにかならならいか。
なんか「オレは国民を代表してんだぜいイエイ!」「オピニオンリーダーだぜいイエイ!」
みたいなかんじが嫌いだ。傲慢さを感じる。
アンタの意見、オレとは違いますからっ!残念っ!!(出典:波田陽区)
コンセンサスを得てるワケじゃないんだから、
わたしは・・・と思ってるんです。」と一人称を使うべき。
どうしても一人称がイヤなら「わたしたちキャスターは・・・と思ってるんです。」だな。
それならしょうがない。むしろ面白い。支持する。

選挙といえば、週刊マガジン「クニミツの政(まつり)」
福耳の3人。スパイはだれだ?!


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2004年06月19日

【報道の自殺行為】世論をリードできなくなったマスコミの現状に想う

18日21:54〜テレ朝系「報道ステーション」から

実はこの日の「報道ステーション」観てない。
21:00〜テレ朝系「笑いの金メダル」をビデオ録画していて、
それをチェックしたとき番組の最後に
「このあと 21:54〜報道ステーション」
の番組予告が録画されていたのだ。これを観ての感想。
この番組予告に映し出されていたのは、
和歌山毒入りカレー事件の林真須美被告が
「報道陣にホースで水をかけているシーン」だった。
弁護戦術でそれまで口を閉ざしてした林被告が、
戦略見直しで18日に初めて証言したことに関連しての映像であろう。

さて、「報道陣にホースで水をかけているシーン」であるが、
事件当時も散々流されたVTRなので、
憶えている人も多いのではないだろうか。
あれを当時何回も観せられた自分は、
林被告よりも、
己の傲慢さに気づかない、もしくはそれが当然と思っている
報道姿勢に嫌悪感を抱いていた。

林被告を擁護するつもりなど毛頭ない。

ただ、あの「報道陣にホースで水をかけているシーン」の反復放映は
 #視聴者のみなさん。
   このオンナはこんな酷いオンナですぜ。
 #視聴者のみなさん。
   報道の自由のため、我々は水をかけられても頑張ってんです。
 #さあ、みなさん。
   一緒に、このオンナに鉄槌を下しましょう。
という意識を視聴者に刷り込むために
タレ流されていたものだと思っている。

しかし、考えてみよう。
林被告は庭に水を撒いていた。
林被告はあのとき報道陣(カメラ)を
自宅敷地内に招き入れていた訳ではない。
あの家には敷地と街路とを隔たる生垣か塀が存在していたので、
本来であれば報道陣が待機する街路から敷地内の林被告は、
垣間見ることができない。
あれは脚立・車の屋根等を使って、
カメラで家の中を敷地内を撮影していたのだ。
当たり前のように撮影してたのだ。
自ずからそれを暴露してしまっている。
普通、脚立・車の屋根に登って、家の中を覗いていたら
殴られても文句は言えないだろう。
あれは公然と行われていた「覗き」だ。盗撮プレイだ。
プライベートもナニもあったもんじゃない。覗いてるんだもん。
元・早稲田大学教授の植草被告を非難できんでしょ。それじゃ。
(ちょっと違うけど)

それでもあのシーンを繰り返し放送していたのは、
確信犯なのか単に自覚できてないのか、
いずれにしても報道の奢りを切り取った一コマだと感じていた。

このような行為は報道の自由と正義の名を借りた暴力だ。
浅田農産のジイさんは自殺した。メディアスクラム。
死んだあとに「実はイイ人だった」と書いてある記事を見た。
遅いんだよ。自殺してからでは。

林被告も浅田農産も腹がたつが、日本は法治国家だ。
裁きは司法と定められている。
司法・行政・立法に分散された国家権力。
それをチェックする第四の巨大権力が報道機関だと考える。

イラク人質事件・首相北朝鮮訪朝等で
マスコミの大勢とは異なる方向の世論結果が続出している。
マスコミが世論をリードできなくなってる。
2004.05.27付 産経新聞より

メディア社会の成熟という見方もあるが、
根底にマスコミに対する不信感があるような気がしてならない。


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2004年06月09日

【報道ステーション 古館造反?!】各紙夕刊一面の写真にコメント

9日22:24〜テレ朝系「報道ステーション」にて

古館
G8(主要国首脳会議)がアメリカ・シーアイランドで開幕した。
ここで小泉首相が、自衛隊のイラク移譲後〜正式政府発足までの
多国籍軍参加を表明するワケだが、
奇しくも、「東京新聞」と「朝日新聞」夕刊の一面見出しが
同じであることを古館伊知郎が指摘。
両紙とも「首相、多国籍軍参加を表明」である。

これを取り上げ古館が
「新聞を読んでいて、賛成・反対で正直揺れました。」と。
東京新聞は、
上記の見出しで堂々とブッシュ大統領と握手してる写真で
「首相が堂々としていて対等」に見えると評価し、
その後で朝日新聞を見たら
やはり同じ見出しだが、
ブッシュ大統領と握手しながらも
小泉首相が伏せ目がちに頭を下げているかのような写真で
「そこまで、へりくだらなくても」との印象を持ち、
上記の「揺れました」に。そして、
「写真ひとつで揺れる自分もどうかと思うんですが。」とコメント。

これを観た自分は、
「朝日に対するアンチテーゼでは?」
と感じた。
古館は過去、テレ朝の社員であったが、現在はフリーであり、
ニュートラルな立場から比較対象し
コメントするのは正しい姿勢だと思う。
たとえ朝日系列の番組であっても。

朝日がイラク派兵反対であることは判る。
だがネガティブなイメージを読者に刷り込もうと、
印象の悪い写真を使うのはどうだろう?
社説等で正々堂々と論陣を張ってこその
ジャーナリズムではないだろうか。
と古館が言外に非難したように思えたのだ。

とここまで書いて、
実は東京新聞に対して
「そんな見栄えのイイ写真を使って派兵を正当化すんな」
って言いたかったのかも。。。
とも思えてきた。

うーん。。。


posted by ゲーリー at 23:51 | 東京 🌁 | TrackBack(0) | 報道

2004年05月22日

悪意があるとは思わないが。

22日、テレビはNHK・民放軒並み
「拉致家族帰国」で報道特別番組に差し換えるなか、
テレ東は独自路線。素敵だ。

イチロー

きょう、日米通算2000本安打を達成したイチローであるが、
22日付けスポニチに
「イチロー、オリオールズ戦にて今季5度目の猛打賞」(要約)
との記事があった。
猛打賞。
日本人野手がアメリカで活躍するようになってから、
すっとこの単語の使われ方に違和感を抱いていた。

そもそも猛打賞とは
昭和20年代初期に日本野球連盟事業部員であった
清岡卓行氏の考案で、
1試合3安打以上を記録した選手に賞品を授与するというものであった。
(その後、清岡氏は芥川賞を受賞し作家先生になる。)
これは現在でも存在し、
・巨人であれば、賞金と野球ゲームソフト
・日ハムであれば、アサヒスーパードライ24本入りケース1箱
といった賞品が12球団毎に主催ゲームで各々用意されている。
(しかしオリックスにはないらしい。
 マジ? そんな苦しいんだ。オリックス。合掌。)

で、日本のプロ野球で3安打以上すれば「猛打賞」なのは判る。
しかし、アメリカにもそんな賞が存在するか?
自分の知る限り存在しない。
で、冒頭の違和感に繋がるわけだ。

情報を伝える側が
「猛打賞。アメリカには存在しないけど。
 イイじゃん。どーせ日本向けの記事だしさあ。」
と、そこから先は読者(視聴者)に
真意を汲み取って理解することを要求する。
アメリカにも猛打賞があると誤解してしまう読者もいるのではないか?
「3安打以上は今季5度目」
と装飾を排除して表現するほうが事実に忠実だと思うのだが。。。
猛打賞と言ったほうがカッコイイのか? よく判らん。

一昔前、海外に進出して活躍する日本人を指して
「世界のxx」と報道するのをよく耳目にした。
「世界のノモ」「世界のナカタ」「世界のへいぽー」等である。
あ、最後のは日テレ系「ダウンタウンのガキの使い・・・」で
活躍(?)してるヒトだ。
村上龍が自著のなかで
ブラジルのマスコミはロナウドのことを
「世界のロナウド」というのだろうか?
みたいなことを書いていた(うろ覚え)。
この「世界のxx」は多分、日本独自の表現だったのだろう。
そーいや日本でも最近聞かないね。「世界のxx」。

「真意を汲み取って理解することを要求」し
「日本独自の表現」でアプローチ
してくる報道。

スポーツマスコミはともかく
通常のニュース・報道で
「政治」「社会」「国際」「経済」分野も
これに侵食されていて
かつ、読者(視聴者)に自覚症状がないとすれば、
重症だ。
実際のところ、どーなんだろう。





posted by ゲーリー at 22:17 | 東京 🌁 | TrackBack(0) | 報道

2004年05月19日

六本木スタイル

19日テレ朝系21:54〜「報道ステーション」に
自民党・安倍幹事長が出演していた。

古館と安倍幹事長は、
以前、日テレ系日曜22:00〜「おしゃれカンケイ」で絡んでおり、
このときは、ホスト古館がゲスト安倍幹事長を、
この番組における汐留スタイルならぬ「古館スタイル」で丁重にもてなしていた。
番組によってどの程度、スタンスを変えるのか見ておきたく、
この日「報ステ」にチャンネルを合わせてみたのだが
消化不良。
本当に古館が聞きたい事を質問してるようには見えなかったなあ。
朝日に気を使いすぎでは?
「おしゃれカンケイ」のノリで「報ステ」やってくれれば面白いのに。
 古館:「アベさ〜ん、ごめんね〜。
     番組だからさあ聞かなきゃなんないっすよお。」
的な。

その冒頭で
国民年金未加入議員の顔写真入りのバカでかいパネルを用意して、
「これは我々の調査結果です。自民党は公表してません」と非難していた。ご苦労なことだ。
きっと毎日これをやってるのであろう。
正直もういいんじゃないの?
やるんだったら、未納キャスターの顔写真も一緒にパネルにしてくれ。
18日付け読売新聞社説に
 [小沢代表辞退]「いつまで『未納』を問題にするのか」
と掲載されていた。
 一体、いつまで国民年金の保険料未納・非加入を騒ぎ立て、
 混乱を続けるのか。
という趣旨だった。
朝日的には、イヤなんだろうな。この方向性では。

この件については、読売に分があると思うのだが。。。

posted by ゲーリー at 23:21 | 東京 🌁 | TrackBack(0) | 報道

2004年05月14日

『猿は猿を殺さない』

天皇賞で馬連360倍、3連複2100倍という
神憑り的な予想を的中させた馬券師Oさんと、
週末の府中競馬場出陣の事前打ち合わせをした。
居酒屋で。ViVa芋焼酎☆
そのとき、
 # 年金って未払いだったり未払い期間があったりする人が
   1000万人いるらしい。
 # 制度自体にも問題がある。
   (自分もリーマンからフリーになったときに未払い期間アリ)
 # 任意じゃなくて強制なんだから
   税金で財源確保すればいいじゃん。
 # 江角マキコを国会に呼ぼうとしてた管さんがアレじゃなあ。
 # 彼女が一番の被害者だよなあ。
   商売あがったりでしょ。あれ以来。
 # 報道側の局アナとかはリーマンだから、給与天引きだけど
   リーマンからフリーになった、
   キャスターやコメンテーターにも
   未納者はゴロゴロいるはず。間違いないっ(鮮度ゼロ)。
ってなハナシになった。
きのうは酔っ払って、そのまま寝たのが、
今朝起きたら「筑紫キャスター年金未払いで出演自粛」だそうだ。
スゲー! 的中!! 
きのうのきょうという、
あまりのタイミングの良さに馬券師Oさんもきっと驚いてるはず。
週末の馬券もこうありたいものだ。

テレ朝の情報番組で、
毎日新聞編集顧問の岩見さんが「4割の人が払っていない」と
筑紫さんに同情的なコメントをしていた。
自分もその4割に入ってるわけで(今は払ってるけど)、
未納について
未納閣僚も筑紫さんも管さんも江角さんも
批判できる立場にはない。批判される側だ。
しかし、
筑紫氏や管元代表は
批判できる立場じゃないのに
「あんた未納じゃん」と批判していたわけで、
そのことは非難されてもしょうがないのでは?
と思ってしまう。
報道の同業者だからって手加減するのはどうだろう。
(他の論調がどうなのか知らないのだが)
それやっちゃうと、巡り巡って芋づる式だからか?

なんかフェアじゃないと思いつつ、
コーネリアス小山田が使っていた言葉から引用。
『猿は猿を殺さない』
(元ネタは「猿の惑星」だよね?)
 
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2004年05月12日

ごちソースがうまいっ!

メキシコ国防省がUFOらしき映像を公開したと
12日(水)日テレ系のニュースで報じていた。
実はボーっと見ていたので、詳細は曖昧なのだが、
軍が公式に発表するのは異例のことだと、
VTRに登場していた外人さん(だれ?)がコメントしていた。

子供時代、自分も含め、自分の身の回りにいた殆どの男子どもは、
ほぼ例外なく、UFOになんらかの興味を持っていた。
UFOは存在するか? 良く耳にする質問であるが、
元々、UFOとは「Unidentified Flying Object」(未確認飛行物体)の略称で、
「なんだかワカンナイけど空を飛んでるもの」であるから、
先の問いの答えとしては、
「それ自体は確かに存在する。」であるのだ。
UFOという単語のなかに「宇宙人の乗り物」「未来人のタイムマシーン」等という情報がいつのまにか付加され、
本来その言葉が指し示す情報を侵食してしまったのだ。

「物理学を研究する人」「生物学を研究する人」
「経済を研究する人」
「手鏡でスカートの中を研究する人」(?! 某大学教授)、
その道にはその道の専門家が存在するのだが、
なぜか
「UFOを研究する人」「超能力を研究する人」
「霊について研究する人」
「UMA(未確認動物)を研究する人」
は、同じ人だったりする。
Jリーグ黎明期に、
スポーツニュースでプロ野球出身者が
サッカーの解説をしたりしていたが、
そういった胡散臭さに通ずるものがある。
「あんた、適当言ってるだけですから! 残念っ! 江川卓斬りっ!」
(波田陽区パクリ)みたいな。

W杯等でサッカーへの感心が高まっていく中、
サッカーはサッカー経験者が解説を任されるようになるのだが、
UFOがオカルトの域を越える日はくるのだろうか。

posted by ゲーリー at 22:22 | 東京 ☁ | TrackBack(0) | 報道